技能試験合格へのコツは、反復練習です。
18年度以降は候補問題が発表されているので、いかに数多く練習をして慣れるかです。
まず、始めはいきなり問題を解くのではなく、単体での練習、即ち、VVFなどのケーブル外装、心線を剥く練習や器具への接続、ランプレセクタプルへの輪っか作り、圧着ペンチでの結線などを一つ一つすばやく確実に出来るように練習しましょう。
それらが出来るようになると次は複線図に直す練習です。試験問題は単線図で出題されますので、それを複線図に直して電気の流れを理解しましょう。
単線図から複線図への変換もすばやく出来るようになれば、実際に試験問題をしてみましょう。始めは時間を気にせずに間違いが無い様に確実に完成できるようになりましょう。
それに慣れると後は時間との戦いです。筆記試験は比較的時間に余裕がありますが、技能試験はそんなに余裕がありません。どれだけ綺麗に作っても、未完成では不合格です。少々汚く作っても、時間内に間違いが無く完成させれば合格です。
こういう体を使って覚える事はどれだけの数をこなしたかで実力が上がりますので、もう飽きて面白くない!って位練習しましょう!
また、2種の試験では解りませんが、1種の試験では、候補問題に書いていない物がぷらすされてたと言うことも有りますので柔軟な知識を持つことも大切です。
実例 平成19年度第一種電気工事士技能試験(筆記試験合格者対象)で、候補問題中では、マグネットスイッチの記号が有りましたが、サーマールリレーの事はノーマークで試験当日に慌ててしまった人も多いと思います。通常、マグネットスイッチとサーマルリレーはモーターへ接続する時はセットなのは当たり前ですが、試験勉強のときは候補問題の記号をそのままで練習していたので慌てたみたいです。
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