とみやんの第1種、第2種電気工事士習得技能講座
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電気工事士習得応援サイト!第2種電気工事士計算問題解説その3
参考資料
お勧め書籍

ここでは、とみやんを始め、多くの方が苦手とする筆記試験の計算問題の解説です。
参考書などを見ていても、途中が省略されていたりで解りにくい物があったりします。
ここでは、省略する事無く、出来るだけ、細かく解いているつもりです。
とみやんが、色々な参考書を見ながら何とか解いていますので、解りにくい点も有るかとは
思いますが参考にして下さい。

○ 図のように、電線のこう長16[m]の配線により、消費電力2000[W]の抵抗負荷に電力を
   供給した結果、負荷の両端の電圧は100[V]であった。配線における電圧降下[V]は
   ただし、電線の電気抵抗は長さ1000[m]当たり3.2[Ω]とする。


     電圧降下問題

     電圧降下問題回答選択

 解説
問題のように単一の負荷が接続されている時、電線1条あたりの抵抗を r (Ω/Km)、
こう長を l (km)とした時、電圧降下 e (V)は
e = Vs - Vr = 2 × I r l (V)
まず、回路に流れる電流を求めます。
P = V I より、  2000 w = 100V × I = 20A
次に、こう長ですが、kmの単位なので16mをkmに変換すると、0,016kmとなります。
電流、抵抗、こう長が出たので電圧降下の公式に問題の数値を当てはめます。
Vs−Vrの方はVsの値が解らないので 2 × I r l を使います。
e = 2 × I r l = 2 × 20A × 3.2(Ω/Km) × 0.016km = 2.048 ≒ 2
従って、この回路の電圧降下は”ロ”の2Vとなります。


○ 図のような単相三線式回路において、電線1線当たりの電気抵抗が0.2[Ω]、
   抵抗負荷に流れる電流がともに10[A]のとき、配線の電力損失[W]は。


       電力損失問題

       電力損失問題回答選択

 解説
単相3線式の外側の線に流れる電流を I1(A)、I2(A)とすると、中性線に流れる電流は
電力損失解説
この場合、外線に流れる電流が同じなので中性線には電流は流れません。
従って、上の公式に当てはめると
電力損失解説
従って、答えは”ハ”の40(W)となります。

○ 図のような交流回路において、ab間の電圧Vの値[V]は。

          インピーダンス問題

         インピーダンス問題回答選択

 解説

まず始めに回路のインピーダンスを求めます。
インピーダンス問題解説
この回路に流れる電流が解ったので、ab間に係る電圧はオームの法則より
V = I R  = 10 × 6 = 60V
従って、ab間に係る電圧はハの60Vとなります。

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