とみやんの第1種、第2種電気工事士習得技能講座
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電気工事士習得応援サイト!第2種電気工事士計算問題解説その4
参考資料
お勧め書籍

ここでは、とみやんを始め、多くの方が苦手とする筆記試験の計算問題の解説です。
参考書などを見ていても、途中が省略されていたりで解りにくい物があったりします。
ここでは、省略する事無く、出来るだけ、細かく解いているつもりです。
とみやんが、色々な参考書を見ながら何とか解いていますので、解りにくい点も有るかとは
思いますが参考にして下さい。

○ 図のような単相3線式の回路において、ab間の電圧[V]、bc間の電圧[V]の
   組合せとして、正しいものは。ただし、負荷は抵抗負荷とする。

     単相3線回路問題

     単相3線回路問題回答選択

 解説
この回路は、単相3線式の不均衡負荷であるのでその場合の電圧降下の公式は
電圧降下 e = I r + (I - I)r  (V) 
電圧降下 e =-(I - I)r + I r  (V) で求められます。
従って公式に当てはめると
電圧降下 e = 20×0.1+(20-10)×0.1=2+10×0.1= 3(V)
電圧降下 e = -(20-10)×0.1+10×0.1= -10×0.1+1 = -1+1 = 0(V)
従って、ab間の電圧は 104-3=101(V) bc間の電圧は 104-0=104
従って答えは”ニ”のab間101(V)、bc間104(V)となります。


○ 図のような三相交流回路において、電線1線当たりの抵抗が0.1[Ω]、線電流が10[A]
   のとき、この電線路の電力損失[W]は。


       三相3線回路電力損失問題

       三相3線回路電力損失問題回答選択

 解説
三相3線式の回路の電力損失は下の公式にて求められます。
三相3線回路電力損失問題解説
従って、答えは”二”の30(W)になります。

○ 図のような回路で,電流計は10[A]を示している。抵抗Rで消費する電力[W]は。

          電圧を求める問題

        電圧を求める問題回答選択

 解説

まず、赤の点線部分の合成抵抗を求めます。
電圧を求める問題解説
R3の部分に係る電圧は、オームの法則より V=I R =10×8=80(V)
抵抗が直列接続の場合電圧が分圧されるので抵抗Rに係る電圧は
電源の100V から R3に係る電圧80Vを引いた20Vが係ります。
電流は直列接続の時は変化しないので電力を求める公式 P=V I より
電力 P(W) = 20(V)×10(A)=200(W)
従って答えは”二”の200(W)となります。

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