電気工事士の技能試験に合格していくには、まず単線図を複線図に書き換える事を理解しなければなりません。
単線図とは、試験の候補問題に出ているような1本の線で描かれている配線図のことです。
複線図とは、実際の本数の電線を描き、図面上で接続も描く書き方です。
平成19年度第2種電気工事士試験候補問題より
この様に、単線図から複線図に変換すると、接続の方法が理解できますので必ず変換できるようになりましょう。
ここでは、非接地相の事をプラス、接地相のことをマイナスとも表記しています。実際に現場の電気屋さんも使っていますし、あえて、交流ですがプラス、マイナスと言うことにより明確に非接地相と接地相との区別が出来る為です。
手順@
まず、各スイッチ、器具、電源を書きます。
電源線の黒色の非接地相(電源プラス側)を各スイッチにつなぎます。
手順A
その次は、スイッチから出て行く線(スイッチのかえり)をそれぞれの器具の黒色線につなぎます。
この時、スイッチ、器具間の3心の色分けは、白色は必ず接地相です。後の黒色、赤色は入れ替わっても構いません。
手順B
最後は器具から出た白線(接地相マイナス側)と電源の白線をつなぎます。
そうすると完成です。
器具へのスイッチ結線はまず、プラスの黒線をスイッチに入れなければなりません。
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