とみやんの第1種、第2種電気工事士習得技能講座
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電気工事士習得応援サイト!メタルラス貫通の施行方法
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平成29年度に技能試験の合否判定の基準が変更になりました
そのタイミングで候補問題からメタルラス貫通が完全になくなっています
最近の住宅の壁にはサイディングが多く多く使用されるようになりました
それによりメタルラス自体を目にすることも大変少なくなっています

試験には直接関係ない内容になりますが、メタルラスに限らず、金属サイディングなど
金属部分を貫通する場合は必ず塩ビパイプやCD管などを使用して電線の保護
をしてください


第2種電気工事士技能試験では、メタルラス貫通と言うのが何問か候補問題の中に有ります。
メタルラス貫通とは、最近では少なくなりましたが、住宅の外壁にモルタルを塗って仕上げる時にモルタルが剥がれ落ちないように鉄の網目になった物を壁の下地に貼り付けときます。

そういう壁に電線を貫通させる時は、メタルラスのササクレが電線に刺さって漏電などの事故を防ぐために防護管(エンビ製のパイプ等)を通し、その中に電線を入れて壁を貫通させなければなりません。

また、電線が動かない様にバインド線で固定します。その一連の施工方法をしなければなりません。


手順
メタルラス貫通 バインド線の巻き方

まず、電線の外周にバインド線を2回以上巻きます。
この時に、手で巻くのですが、出来るだけ電線に
きっちりと巻きましょう。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

2回以上巻いたら、先を交差させます。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

交差した所をペンチで挟みます。
写真は挟む寸前なので、写真の場所ではなく
交差する所を挟みます。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

交差した所をペンチで挟んだら、ペンチを引っ張り、バインド線を締め付けながらペンチを回します。あまり、力一杯引っ張らなくても大丈夫です。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

ペンチを数周回して、バインド線をよじります。
この時に、バインド線が電線から動かなく、しっかりと止まっているか確認してください。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

後は、そのままペンチでよじっても、手でよじっても構いませんので少し長めによじります。
規定では、この場所も2回以上ですが、沢山よじった
ほうが後々施工しやすいです。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

よじり終わったら、先を切断してください。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

あらかじめ、防護管(エンビのパイプ等)の長さを
合わしておき、同じものをもう一つ作ります。
先を電線沿いに寝かしておき、防護管を挿入します。

メタルラス貫通 バインド線の巻き方

防護管を挿入したら、よじった先を管側に
倒し、防護管から抜けないようにします。


以上が、メタルラス貫通の施工方法です。
毎年、候補問題の中の数問にメタルラス貫通の施工が入ってますので必ず
施工出来る様になっておくことが大切です。



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