とみやんの第1種、第2種電気工事士習得技能講座
電気工事士習得応援サイト!
当サイトについて   掲示板
カスタム検索
電気工事士習得応援サイト!施行条件を読む 2種
参考資料
お勧め書籍

試験の作業に取り組む時には指定されている施行条件を良く読み、条件通りに施行しなければなりません。
施行条件通りにしないと、例え回路的に成立していても重大欠陥となり失格となります。

従って、試験に取りかかる前には施行条件を良く読み、理解し、間違いやすい場所には蛍光ペンでマークするなどして細心の注意をしてください。

平成18年度の試験を例に挙げ解説します。



<<施行条件>>

配線及び器具の配置は図に従って行うこと。

電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。

 @電源からの接地側電線はすべて白色を使用し、次の器具の端子には、白色の電線を接続すること。
   ・ランプレセクタプルの受金ねじ部の端子
   ・コンセントの接地側極端子(N、W又は接地側と表示)
 A電源から点滅器、コンセント、他の負荷までの非接地側電線は、すべて黒色を使用すること。
 B接地線には、緑色を使用すること。

ジョイントボックスは至急していないが、ジョイントボックス部分を経由する電線は、ジョイントボックス部分ですべて接続箇所を設け、かつ、すべて終端端末とし、次によること。

 @4本の接続箇所は差込形コネクタ接続とすること。
 Aその他の接続はリングスリーブによる圧着接続とすること。

ランプレセクタプルは、台座のケーブル引込口を欠かずにケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること。



上の単線図に対しての施行条件が上記の分になります。

まず、1の配線及び器具の配置は図に従って行うこと。はそのままですね。勝手にスイッチやランプの位置をかえてはいけません。

2は、電気工事をする上で接地側(感電しない)非接地側(感電する)接地線は安全上器具に接続する場所により色が決まっています。これに従わないと回路的に電気が点灯しても、感電などの事故が起こりやすくなるので必ず守らなければなりません。

この回路において必ず白色、黒色を使用しなければならない場所を以下に示します。



   

上の複線図内の黒色線は、非接地側となり、どんな配線状況でも黒色線を使用しなければなりません。
電源の黒色から、スイッチの片側、コンセントへの非接地側、器具の非接地側、電源送りの非接地側などです。

白色線は、接地側となり、黒色と同様にどんな配線状況でも白色線を使用しなければなりません。
電源の白色から、コンセントの接地側(上の写真右の W の表記がされている)器具の接地側(写真左のランプレセクタプルの受け金部)電源送りの接地側などです。

各器具により、接地側の表記がW、接地側など違いますが、ほとんどの器具には何らかの表記がされています。

ランプレセクタプルは表記がされていませんので、受け金部が接地側と覚えておきましょう。

そして、接地線は必ず緑色を使用してください。

上の図中の黄色の線は、配線状況により色が変わることがある、変わらざるをえないのでその時の配線状況によって変わります。
上の図の場合、スイッチの場所は、2心ケーブルの内黒色が必ず使われているので残った白線を使用します。

ジョイントボックス間の黄色線も3心の内、黒色、白色が必ず使われるので残った赤色を使用します。


3の条件は、試験問題により色々変化しますのでその通りに施行してください。
この問題の差込コネクターを使用する接続箇所も1.6mmの線が4本で、小スリーブでも接続は出来ますので、施行条件に沿って間違わないようにしてください。

4の条件は、ランプレセクタプルを露出配線などで取り付ける時に、電線が器具から抜ける穴を開ける為に一部プラスチックが薄くなっている所があります。
そこを切り欠き露出配線をするのですが、試験では切り欠かないでそのまま使用してください。

Copyright2009 〜電気工事士習得応援サイト!〜 All Rights Reserved











inserted by FC2 system