ここでは、技能試験の回路を作成するにあたり、とみやん的に効率の良い手順を示します。
上のような単線図が問題とします。まず、下の図のように複線図に直します。
複線図に直すと、それぞれの器具へ何本の線が必要か解ります。
さて、いよいよここからが実作業に入ります。
まず、アウトレットボックスを配置します。その後、各ケーブルの寸法切りをします。
ここでは、器具間の寸法は省略していますが、VVFケーブルの寸法の取り方を参考に
ケーブルを切断して行きます。
それぞれ切断すれば、ケーブルを間違わないように配線する場所へ置いて行きます。
ケーブルをそれぞれ配置すれば、ストリッパーを持ち、すべてのケーブルの外装と被覆も
合わせてすべて剥いで行きます。
ケーブルの処理が終われば、それぞれの末端の器具やコンセント、スイッチ等を完成させて行きます。
末端の接続が終われば最後に各ボックスでの結線を行います。
ポイントは、同じ作業は取り掛かるとすべて最後までする事と、ボックスの結線は最後にする事です。
そうする事により、工具類の持ち替えが少なくなり時間がかなり短縮できます。
また、現場での実作業では、配管 → 配線 → 器具付け → 結線 と作業していくのが作業時間の短縮、間違いの低減となり作業の基本となります。
私が社内研修で生徒の作業を見ていると、一つコンセントを配線すると、ボックスで結線しようとする人が結構見受けられます。そういう方は時間も係り、ボックスでの結線をやり直したりする方が多いです。
皆さんも限られた短い時間中で効率よく作業できるように参考にしてください。
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