この候補問題は25年度のbPの問題と同じです。
この回路はスイッチ1個で2個の電灯とパイロットランプを点灯させる回路です。配線の内容は
2種電気工事士並みの簡単な回路です。
ブレーカーの極性を間違わないようにするのと、アース付のコンセントが有りますが、アース線の処理は出題時に明記するとなってますので施工条件をよく読み対応してください。
2枚目の複線図はパイロットランプの異時点灯の複線図です。
スイッチと同じ場所にあるパイロットランプは2通りの考え方が出来ます。一般的に多いのが異時点灯です。暗い部屋でスイッチの場所が判り易くなります。しかし、候補問題内では指定されていませんので、両方の接続を理解しておく必要があります。
異時点灯とは、スイッチを入れ、イ の照明が点灯している時にはパイロットランプが消灯し、イ
の照明が消灯している時は、パイロットランプが点灯する回路です。
この場合、暗い部屋でもスイッチの場所が判るという感じです。
なぜそういう風に接続すると異時点灯になるかですが、スイッチがONの場合、パイロットランプには左に非接地相、右にスイッチのかえり(スイッチのかえりもONの時は非接地相)になり同相になるので点灯しません。
しかし、スイッチがOFFの場合は、パイロットランプの左に非接地相、右にスイッチのかえりですが、スイッチがOFFの為、非接地相の電圧はかかってきません。
その場合、パイロットランプの右の線は、イのランプのフィラメントや、コイルを通じて接地相と物理的につながっています。その為、パイロットランプなどの極めて小さな負荷は点灯させることができます。 |